UIについて語りたいの続き

前回、書きそびれた分を追記しようと思います。
「キャンセルできる」ということについて。


「グラフィックデザイナーのためのユニバーサルデザイン実践テクニック51」
ワークスコーポレーション 中川 聰 (著), トライポッド・デザイン (その他)

前回の記事を書いたあとにこれを読んでたのですが、
Hokkaido.pm#6でやったLTのスライドとかぶる部分が多くて、
LTでは説明したのに、書いてない「キャンセルできる」ことについて、
語ろうと思います。

「キャンセルできる」とは、どういうことなのか?
これは、こないだのスライドで以下のように説明しました。

  • 設定内容を適用せずに破棄できる
  • 時間の掛かる処理を中断できる
  • 元に戻す・やり直しができる

個人的に、なぜこれらを重要視するかというと、
ユーザーが安心してその機能を試せるようにしたいからです。
どんなにすばらしい機能でも、使われなければ評価されません。
それと同時に、これらの実装はどれも簡単ではありません。
本当に「キャンセルできる」必要があるのか、
これがないとどうしても使って貰えないのかを検討する必要があります。

そして、もう一つ大事なことがあります。
それは、「キャンセルできる」ことが一目で分かることです。
例えば、アンドゥ・リドゥのボタンが目立つところにあれば、
ユーザーは安心してその機能を試すことが出来ます。
時間の掛かるバッチ処理も、中断する手段が用意されていれば、
やり直せるという安心感から気軽に利用して貰えます。

今のところ、言いたいことは言い尽くしたと思うので、この辺で。
おやすみなさい。

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