SF映画で学ぶインタフェースデザイン

SF映画で学ぶインタフェースデザイン」がとても面白い本だったので、
これの感想文を書こうと思う。

内容は、
SF映画の中で、現実には存在しないインターフェースを使う人を観察して、
ユーザビリティテストっぽいことをひたすらしている。
映画であれば、使う人のリアクションが分かるし、
そのインタフェースの形や色、そして動作音も分かるので、
実現するための課題だったり、実現した際の問題点も洗い出せる。

面白いと思ったのは、
必ずしもSFの世界がリードしている訳ではなく、
現実世界の方が進んでいる場合もあるという点で、
これは、映画の世界に持っていくと絵的に地味とかで、
これはこれで何かのヒントになると思う。
もちろん、SF映画が先でそれが実現したという話は、
非常にロマンティックだし、ワクワクした。

正直に言うと、結構なボリュームがあって、
1日1章のペースで読んだ結果、最後の章あたりしか覚えていない。
その中で思ったのは、この本を読んだからといって、
明日から素晴らしいインタフェースを作れる訳ではないけれど、
いろんな角度からインタフェースを眺めるためのヒントは得られたと思う。

あと、もういい加減、タッチパネルの次が欲しいですね。

おしまい。

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