14cmのキッチンナイフを研いだのでメモ。
今回は、小刃付けをする段階で、突き研ぎをするにあたって、
包丁を動かす角度が悪いため、鋸状の刃がなくなってしまっているのでは?
という仮説を立てて作業。
まずは、吉野(#2000)で前回の研ぎ傷を消す作業から。
この作業は比較的スムーズに終わった。
次が問題で、恵比寿(#4000)で研ぎ傷を消そうと思ったけど、
点でしか刃に当たらないため、思ったところが当たらなくて、
刃線よりは刃境付近ばっかり削れてしまった。
そこで、少しずつ包丁を立てて角度を調節してみたら、
手に対するフィードバックや、研いでる時の音が変わり始めて、
砥石にも研ぎ跡が残り始めたので、それを目安に角度を決めて研いでみた。
分かったことは、
- 硬い砥石は点でしか当たらないので、
特にしのぎのない両刃の包丁の広範囲を研ぐのは難しい - 前段階(荒砥石とか)で当たる範囲が広くなるように形を作る必要がある
そういうこともあって、今後の恵比寿の使い道としては、
刃線付近を念入りに磨いて、小刃付けする時もこれを使おうと思う。
今までは、そもそも砥石が刃に当たっていなくて、
その状態で小刃付けして、首を傾げていただけだった。
今回の作業で、糸刃未満のカケは消えたし、
小刃も鈍角過ぎたかな?って思ったけど、良い刃が付いたと思う。
カエリは、下手に砥石で取るより、紙で取った方が良いのかも?
おしまい。