14cmのキッチンナイフを研いだのでメモ。
昨日、研いだものの、
満足な結果が得られなかったので研ぎ直すことにした。
まずは、吉野(#2000)を使って、
小刃が消えてカエリが出るまで研いだ。
途中、大きな砥粒で傷が入ったので、
その傷を消すために、刃境付近を耐水ペーパーで磨いた。
次に、恵比寿(#4000)を使って、切り刃を撫でるように研いだ。
裏もしっかり研いで、表に戻るとシャカシャカ音がしたので、
しっかりカエリが出てると思う。
最後に、小刃付けを行って完了。
撫でるように研いだのが良かったらしく、
恵比寿で研いだ刃金が良い感じに半鏡面になった。
1mm幅くらいの半鏡面ならそんなに難しくないんだけど、
2mm幅を超える切り刃をキレイに研ぐのは現時点では無理。
特に、切っ先に近いアールのついた部分は研ぎムラを防げない。
恵比寿のように硬い砥石は、研ぎ跡だったり砥泥の出かたをヒントに、
どこに当たってるかを探るイメージで研ぐのが自分には合ってた。
世の中の高番手は白い砥石が多いので、あながち間違ってないと思う。
それと高番手の特性として、研ぎ跡は目詰まりを意味しているので、
砥石が研ぎ跡で汚れたら、そこからは砥泥が出ずらくなる気がする。
その場合は、名倉砥石や荒砥石で削るのが良さそう。
コピー用紙を試し切りした限りでは、
途中で引っ掛かかることもなく、
糸刃に満たない欠けは、微かに残ってる気はするけど気にならない。
きゅうりは特に気持ちよく切れた。
玉ねぎはサラダを作るために薄くスライスしてみたけど、
これはそこそこ目に染みたと思う。
一方で、野菜の断面はとんでもなく水々しかった。
サラダチキンを切るにも良い感じ。
一方で、ちくわやチキンハムを刻むと、刃にすり身が詰まって切りにくかった。
(こんな経験したことなかったので、ちょっと面白かった。)
切っ先付近に少々研ぎ傷が残ってるけど、
砥石の上に包丁を乗せて耐水ペーパーで磨いてるからついたと思うので、
次から何かしらの対策を講じる方向で。

次の課題は、切っ先に近いアールのついた部分。
それ以外は恵比寿によってキレイに研げてると思う。

おしまい。