PWM-2 mini for iOSをリリースしました

前回のリリースから半年ちょいってところですかね、
PWM-1の後継となるPWM-2 miniをリリースしました。

コンセプトはアプリの概要欄にも書いたのですが、
iPhoneの画面サイズでまともに操作できるアプリが欲しかったので、
いろいろ削って形にしました。

KORGのelectribeとか、YAMAHAのreface CSを参考にパラメータを絞って、
でも、出したい音を出せるように機能を残して、と言った具合です。

やはり、PWMっていうからには矩形波のDuty比を揺らせなきゃいけないってことで、
LCW-1で実装した仕組みに何か加えて実現できないかと試行錯誤をしていたら、
他の波形にも適用できたので波形を選べるようにしました。
もちろん、矩形波のみって選択肢もあったけど、
構成がシンプルなせいで音のバリエーションが少ないのを補うためにも、
波形を選べるようにした次第です。

次にフィルターですが、これはだいぶ苦労しました。
アルゴリズムは2次のIIRってことで非常にシンプルですが、
EG IntやLFOの組み合わせで気持ち良く変化させるためのカーブを
何回も作り直しました。
その過程で、入力が矩形波だけっていうのはもったいないと思ったのも、
波形を選択できるようにした理由の1つです。

BPM同期ディレイはLCW-1のと同じですが、
少しハイファイな方に寄せました。
HPFを通す方が目的に合っているのは分かっていたのですが、
この辺の勘所を探っていたらリリースできないのと、
これ以上スライダーを置くスペースはないので、これで良しとしました。

iOSで動作するシーケンサーは今回初挑戦で、
外部機器を繋がなくても遊べて、最終的に取り出せるようにしたくて、
それで、On/OffボタンにNoteを表示するようにしました。
なので、electribeとかは、このNoteを見ながら入力すれば、
electribeで仕上げることができます(ちょっと、面倒臭いけど)。
それと、iPhoneの画面サイズで64ステップまで入力できるようにしたものの、
実際は画面を切り替えるのが面倒で8ステップしか使わないとか、
和音にしたいとか、いろいろできるようしたくなって、
それらは「できなくはない」ってところまで実装しました。
あと、個人的にピアノロールが好きではないので、こんな感じにしました。
これが1番の理由かな?

というわけで、
今回からリリースまでの時間を短くしようと思っていて、
っていうのも、この界隈から忘れ去られるのは嫌なのと、
早く「自分で作ったアプリだけで曲を作りたい」っていうのがあって、
それで、PWM-2 miniを作りました。
やり残したことはあるのですが、すぐに「mini」の付かないバージョンに手をつけるので、
その過程でいくつかの機能をフィードバックできればと思っています。

おしまい。

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